代表ご挨拶

都会のパパと地方をつなぐ

長時間労働などの働き方の見直しが叫ばれてから久しい昨今。なかなか変わらない状況にもどかしさを感じている方も多いのではないでしょうか。 働き方を変えることは必要ですが、多くの人たちは「いま」を一生懸命に生きながら、そのタイミングを見つけることができていません。特に父親になれば、なおさら「国や企業が変わってほしい」と思っている間にも子どもはどんどんと成長し続けます。 国や企業が変わることは必要ですが、それを待っている必要はありません。自分なりの一歩を歩み始めるべきです。その一歩は大きな一歩である必要はなく、小さな一歩でもいいから自分の力で前に踏み出すことが大事だと思います。 その一歩が社会を変える原動力になるはずです。

社会が変わることによって、自分も変化するかもしれません。しかし、押し付けられた変化は自分の経験になりません。その変化を主体的なものとし、自分の力で変化を求めていけたら、もっと社会全体が明るい希望の中に向かっていけるような気がします。 グリーンパパプロジェクトでは1人ひとりに大きな変革を求めてはいません。いまのみなさんに寄り添いながら、いまできることは何かをともに探していけたらという思いです。そのヒントが地方にあるのではないかと考えています。グリーンを通じて地方と向き合うことで、いまの自分のライフスタイルを振り返るだけではなく、子どもとの関係性を再構築し、さらには地方への関心を高め、地方の活性化につなげることもできます。 いま日本が抱える問題をダイナミックに変えていくその小さな一歩としてグリーンパパプロジェクトの活動があればと思っています。父親だけではなく、このプロジェクトに関心がある多くの方々の参加をお待ちしております。

当団体は「南よつばの願い学童」という放課後児童クラブ(学童保育)も運営しております。 昭和、平成を経て、令和になった現在。男女共同参画社会が進み、共働きが当たり前となりました。しかし、依然として母親に子育ての比重がかかることで、仕事をあきらめている方も少なくはありません。子育てをしながらでも安心して働ける社会になることが必要です。 共働き世帯だけではなく、ひとり親世帯の割合も年々増加しています。保護者が安心して働ける環境を作ることとは、子どもたちの居場所を作ることでもあります。 その中で、放課後児童クラブは、年々重要性を増し、小学1~6年生の子どもたちが学校生活以外で安全に安心して過ごせる成長の場として、そして地域の一拠点として役割を果たしています。