代表ご挨拶

パパたちが日常的に子育てに関われるきっかけを

長時間労働などの働き方の見直しが叫ばれてから久しい昨今。なかなか変わらない状況にもどかしさを感じている方も多いのではないでしょうか。 働き方を変えることは必要ですが、多くの人たちは「いま」を一生懸命に生きながら、そのタイミングを見つけることができていません。特に父親になれば、なおさら「国や企業が変わってほしい」と思っている間にも子どもはどんどんと成長し続けます。 国や企業が変わることは必要ですが、それを待っている必要はありません。自分なりの一歩を歩み始めるべきです。その一歩は大きな一歩である必要はなく、小さな一歩でもいいから自分の力で前に踏み出すことが大事だと思います。 その一歩が社会を変える原動力になるはずです。

社会が変わることによって、自分も変化するかもしれません。しかし、押し付けられた変化は自分の経験になりません。その変化を主体的なものとし、自分の力で変化を求めていけたら、もっと社会全体が明るい希望の中に向かっていけるような気がします。 グリーンパパプロジェクトでは1人ひとりに大きな変革を求めてはいません。いまのみなさんに寄り添いながら、いまできることは何かをともに探していけたらという思いです。そのヒントが地方にあるのではないかと考えています。グリーンを通じて地方と向き合うことで、いまの自分のライフスタイルを振り返るだけではなく、子どもとの関係性を再構築し、さらには地方への関心を高め、地方の活性化につなげることもできます。 いま日本が抱える問題をダイナミックに変えていくその小さな一歩としてグリーンパパプロジェクトの活動があればと思っています。父親だけではなく、このプロジェクトに関心がある多くの方々の参加をお待ちしております。

【代表 プロフィール】

吉田 大樹(よしだ ひろき)
労働・子育てジャーナリスト/NPO法人グリーンパパプロジェクト代表理事

 1977年7月 東京都生まれ
2003年3月  日本大学大学院法学研究科政治学専攻修了(政治哲学)
2003年4月 「労働安全衛生広報」「労働基準広報」(労働調査会発行)記者(~12年6月)
2012年7月 NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事(~14年6月)
2014年7月~ 労働・子育てジャーナリストとして活動開始
       (Yahoo!ニュース個人で記事を配信)
2016年3月~ NPO法人グリーンパパプロジェクトを設立。代表理事に就任
2019年5月~ 放課後児童クラブ「南よつばの願い学童」の運営開始

これまでの主な公職(※は現職)
・内閣府「子ども・子育て会議」委員
・内閣府「地域少子化対策重点推進交付金」審査員
・厚生労働省「子どもの預かりサービスの在り方に関する専門委員会」委員
・厚生労働省「イクメンプロジェクト推進委員会」推進委員
・経済財政諮問会議「今後の経済財政動向等についての点検会合」有識者
・内閣官房「就学前のこどもの育ちに係る基本的な指針」に関する有識者懇談会委員
・こども家庭庁こども家庭審議会「幼児期までのこどもの育ち部会」委員
・こども家庭家庭庁「こどもの預かりサービスの在り方に関する専門委員会」委員※
・東京都「子供・子育て会議」委員※
・鴻巣市男女共同参画審議会会長※
・鴻巣市PTA連合会会長
・小・中・高のPTA会長を経験

著書:「パパの働き方が社会を変える!」(労働調査会)
3児(03年長男、06年長女、08年次男)のシングルファーザー

 

グリーンパパプロジェクトは放課後児童クラブ(学童保育)を2019年5月より運営しております。 昭和、平成を経て、令和になった現在。男女共同参画社会が進み、共働きが当たり前となりました。しかし、依然として母親に子育ての比重がかかることで、仕事をあきらめている方も少なくはありません。子育てをしながらでも安心して働ける社会になることが必要です。 共働き世帯だけではなく、ひとり親世帯の割合も年々増加しています。保護者が安心して働ける環境を作ることとは、子どもたちの居場所を作ることでもあります。 その中で、放課後児童クラブは、年々重要性を増し、小学1~6年生の子どもたちが学校生活以外で安全に安心して過ごせる成長の場として、そして地域の一拠点として役割を果たしています。

【運営施設】

南よつばの願い学童(民設民営)
 住所:埼玉県鴻巣市本町8-1-20

鴻巣市立南放課後児童クラブ(公設民営)
 住所:埼玉県鴻巣市本町8-7-26